BtoBはロングテールキーワードが効果的

もう5年以上前のベンチャー企業での経験だが、ロングテールキーワードがBtoBで効果的だということに気づいた。当時は、自動運転車の開発で必要だった、車両の挙動の正確な把握のためのGPSとIMUを組み合わせた測定器のビジネスに取り組んでいた。同時に、CentOS上でENGIXを走らせて、Fast CGI CacheやSSL構築、PHPとWordpressを自ら導入して、ページデザイン、コンテンツ、フォーム、メールマーケティングなどすべて手がけて、Google AnalyticsとSearch Consoleを週1で確認してPDCAを回していた。

具体的には、今後、自動運転車を開発、試験するために、自動車メーカーで測定器を導入、検討するだろうと考えられる設計者や試験室が何に困っているのか?仮説を立案して、その課題に対する解決策を、ドイツの自動車メーカーの導入事例を交えて、解説するソリューションページのコンテンツをまず制作してみる。そして、オーガニックサーチの検索ワード、その検索ワードの検索状況などを確認する。すると結構、ロングテールの自然言語で検索されていることがわかる。そして、その検索ワードで他のサイトを閲覧して情報収集しながら、さらにアクセスが上がるようにコンテンツの内容を深堀して充実させていったのだ。

コンテンツの制作と、ロングテールキーワードの検索状況を連動させていくことで、現場の困りごとを把握して、その解決策を効果的にコンテンツに盛り込んでいくことが可能になる。伝統的な「〜するには?」、「〜とは?」は、ニッチな領域なら、コンテンツを厚くしていくと、その特的の領域にいる多くの人に役立つ情報となり、Googleによって強調スニペットに選ばれることも可能だ。だからBtoBはロングテールキーワードが効果的なのだ。

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